要素技術紹介
当社では、これまで培ってきたあらゆる電気加熱、冷却技術を活用し、お客さまにとって最適なシステムをご提供いたします。
プラズマ加熱
原理
プラズマ状態とは、物質の第4の状態と言われ気体がイオンと電子にバラバラになった状態です。そのため保有エネルギーが気体より大きく、それを加熱に応用したものが熱プラズマ加熱と言われています。プラズマを作るためにアーク放電が用いられ、溶接や切断、金属溶解などに使われています。またイオンに比べ小さい電子のエネルギーを用いたプラズマも低温プラズマと言われ半導体製造などに活用されています。
詳しい原理は、一般社団法人日本エレクトロヒートセンターホームページ
をご確認ください。
ここがポイント!
プラズマ電極の最適化
当社ではプラズマの中でも保有エネルギーの大きい熱プラズマの技術開発を行っており、特にプラズマ発生に必要な放電電極(陰極)の開発に長年取り組んでいます。
アーク放電電極の放電特性は材料の仕事関数に影響を受け、仕事関数が小さい方が放電しやすいので、仕事関数を下げる添加元素などの役割によって寿命向上が図れることが分かっています。
中部電力ミライズでできること
当社ではアークプラズマを用いた加熱技術のご提案が可能です。特にプラズマトーチの陰極材料の知見は豊富です。
プラズマを活用した加熱技術の用途については過去の研究事例を踏まえ、廃棄物処理からアルミ溶解技術まで対応可能です。
直流アーク放電だけでは無く、交流のアーク放電についても様々な研究成果を持っています。
開発事例
プラズマ放電部に炭化ハフニウムを採用した酸素プラズマ切断機の電極
鋳造工場向け「アーク式取鍋加熱装置」
- プレスリリース
プラズマ式ワンショット溶解アルミ装置
エネルギーコンサルサービス
- 導入事例