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背景・概要
省エネや脱炭素化を目的として、熱源をバーナからヒータへ転換したいとの要望をいただいていました。
一般的な浸漬ヒータは発熱部よりも溶湯面が低くなった際に発熱部が露出し、断線リスクがあったため、発熱部をL型構造にすることで低湯面に対応できるコンパクトで高出力ヒータを開発。
また、浸漬ヒータは高効率ではありますが、炉内浸漬スペースの確保が困難であり、ヒータの高出力化(W密度の向上)が必要ですが、「超高出力」とした場合、高温に起因する発熱線の断線が課題となっていました。
そこで、ヒータ発熱線や構造そのものを見直し、一般的な浸漬ヒータの約10倍の超高出力ヒータを開発しました。
導入製品の特徴
・省エネ・省コスト・脱炭素に貢献・溶湯温度の安定・BCP対策(汲出口から取り外しが可能)・低湯面対応が可能(“L”)・短発熱長で高出力(“MAX”)

アルミダイカスト工程の
アルミ溶解保持炉
導入前

STEP1

STEP2

導入効果
雰囲気温度低下に成功し酸化物が大幅に減少
保持バーナでの保持が
大幅に低減し、炉体の延命化へ汲出口温度が安定し品質が向上
エネルギー使用量低減によりランニングコストカット