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背景・概要

省エネや脱炭素化を目的として、熱源をバーナからヒータへ転換したいとの要望をいただいていました。
一般的な浸漬ヒータは発熱部よりも溶湯面が低くなった際に発熱部が露出し、断線リスクがあったため、発熱部をL型構造にすることで低湯面に対応できるコンパクトで高出力ヒータを開発。
また、浸漬ヒータは高効率ではありますが、炉内浸漬スペースの確保が困難であり、ヒータの高出力化(W密度の向上)が必要ですが、「超高出力」とした場合、高温に起因する発熱線の断線が課題となっていました。
そこで、ヒータ発熱線や構造そのものを見直し、一般的な浸漬ヒータの約10倍の超高出力ヒータを開発しました。

導入製品の特徴

・省エネ・省コスト・脱炭素に貢献・溶湯温度の安定・BCP対策(汲出口から取り外しが可能)・低湯面対応が可能(“L”)・短発熱長で高出力(“MAX”)

アルハイパーL、MAX

アルミダイカスト工程の
アルミ溶解保持炉

導入前

・保持熱源:ガスバーナ、・雰囲気温度:900℃設定、・溶湯温度度:750℃設定

STEP1

・保持熱源:ガスバーナ+L型ヒータ、・雰囲気温度:870℃設定変更、・溶湯温度度:720℃設定変更

STEP2

・保持熱源:ガスバーナ+MAXヒータ、・雰囲気温度:450℃、・溶湯温度度:720℃設定変更 CO2削減量:マイナス70%削減 エネルギー使用量:マイナス70%削減(保持バーナの削減量)

導入効果

  • 1

    雰囲気温度低下に成功し酸化物が大幅に減少

  • 2

    保持バーナでの保持が
    大幅に低減し、炉体の延命化へ

  • 3

    汲出口温度が安定し品質が向上

  • 4

    エネルギー使用量低減によりランニングコストカット

この事例で導入されている製品・技術

製品

アルハイパーL、MAX

溶湯温度の保持を電化し脱炭素化へ。溶湯面の浅い炉にも対応可能なAL HYPER L、特殊金属を採用し断線リスクが無く、且つ高出力なAL HYPER MAX。お客さまの炉に合わせてお選びいただけます。

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技術

赤外線・ヒータ加熱

加熱速度を上げたい、温度ムラを無くし安定化させたい、加熱方法の変更で省エネしたいといった課題を解消できます。お客さまのニーズに合わせて最適な赤外線ヒータにカスタマイズ可能です。

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