発電設備の出力制御に伴う代理制御調整金

電気は消費と発電が同時におこなわれるため、これらを常に一致させる必要があります。このバランスが崩れると、電気を安定してお届けすることが困難となり、場合によっては、中部エリア全体が停電する可能性があります。
このようなことが起きないよう、中部エリア全体の発電量と消費量のバランスを保つために、発電量を中部電力パワーグリッド株式会社等により制御することを「出力制御」と言います。

詳細については、中部電力パワーグリッド株式会社のホームページをご参照ください。

オンライン事業者（インターネットなどにより中部電力パワーグリッド株式会社等が発電設備を遠隔制御できる事業者）が、オフライン事業者（発電設備を遠隔制御できない事業者）の代わりに出力制御をおこなうことを経済的出力抑制といいます。

経済的出力抑制がおこなわれた場合、オンライン事業者に対しては、オフライン事業者の代わりに制御した時間帯に発電していたであろう発電量（＝代理制御調整電力量）に調達価格を乗じた金額を、代理制御調整金として当社からお支払いいたします。

オフライン事業者に対しては、本来出力制御されるはずであった発電量（＝代理制御調整電力量）に調達価格を乗じた金額を、代理制御調整金として当社がお支払いする買取料金から控除いたします。

なお、代理制御調整電力量は中部電力パワーグリッド株式会社等が算定のうえ、当社へ通知されるため、当社は出力制御月の2ヶ月後または3ヶ月後の買取料金へ反映いたします。

スキームのイメージは下図のとおりです。

（注）円未満の端数は切り捨て。