液体・固体不純物を一掃、
洗浄液の長寿命化を実現
洗浄液やクーラント液(以下、あわせて「洗浄液など」という。)は、使用するにつれ不純物が混入し、汚れが蓄積します。汚れた洗浄液などを利用し続けると、洗浄不良など、製品品質に影響します。そのため、定期的な液交換が必要となり、廃液の発生や新液投入・廃液処理・液交換といった作業コストがかさむ状況となっています。これらのコストを低減するため、大半の生産工程では、液の清浄化対策を実施しています。
しかし、混入する不純物には液体不純物(油など)と固体不純物(スラッジなど)があり、その両方を除去する清浄化手法が無く、洗浄液などの長寿命化が実現できていないことが課題でした。そこで、液体不純物と固体不純物を効率的に除去できるファインバブル式の清浄化装置、RaFloM-HE(ラフロームHE)を開発。洗浄液などの長寿命化を図ることが可能となりました。
設置イメージ図
(1)設置スペース:1m×1mの底面スペース
(2)圧縮空気:0.3MPa以上 (注)ダイアフラムポンプ動作のため 電源:100V or 200V
(3)排出物受け:ペール管など準備
(4)装置と水槽の距離:3m以内 (注)返送用の勾配が必要です
(5)水槽壁高さ:900mm以下
(6)水槽開口面:200mm×200mm程度
導入効果
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廃棄物低減
(洗浄液などの排水) -
設備管理負荷低減
(設備がクリーンな状態で保たれる) -
作業環境改善
(臭気が軽減する) -
洗浄効果、加工精度の向上
(液がクリーンな状態で保たれる)
ラフロームHE
洗浄液の清浄化の様子
標準仕様例
定格電圧 | 単相100V/三相200V |
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消費電力 | 0.4kW |
処理量 | 20L/min |
本体寸法 | W400mm×D712mm ×H1,599m |
本体質量 | 約75kg |