節電取り組み事例

一致団結しないと
達成できないのが節電。
習慣化をめざして
コツコツ努力を続けます。

株式会社服部家具センターさま
(愛知県名古屋市)

株式会社服部家具センター

愛知県を中心に岐阜県、三重県、奈良県に14店舗を構える東海地区最大級の家具店。メーカーからの一括仕入れや海外直輸入などによるお手頃価格が、学生からファミリーまで幅広い層に支持されています。経験豊富なスタッフが提案するトータルコーディネートも評判。中部電力ミライズの節電プログラムに参加いただいています。

導入先の企業情報

株式会社服部家具センターさま
(愛知県名古屋市)
株式会社服部家具センター

取材先企業担当者・
リポーター紹介

立松 英子さん

服部家具センター

立松 英子さん

リポーター:毛利 結菜さん

脱炭素アンバサダー

リポーター:毛利 結菜さん

ポイント1 「協力」と「継続」が大切

一つひとつの節電効果は小さくても、皆の「協力」と「継続」が、大きな効果に繋がります。本社からの一方的な決め事ではなく、各店舗と共に目標設定・マニュアル作りをしました。皆が主体的に取り組むことが大切です。

ポイント2 工夫次第で節電による付加価値創出も可能

お客さまが来店される場所では、照明の調節に「スポットライトの活用」の一工夫を加えて、よりおしゃれな雰囲気に。お客さまにも喜んでいただいています。

ポイント3 身近な節電ポイントをチェック

身近な場所にも節電ポイントはたくさんあります。まずは実施できる取り組みをチェックしましょう。

(参考)業種別で詳しく紹介する「「省エネチェックリスト」」をご活用ください。

省エネに関する
お問い合わせ

すぐ実践できる節電からコツコツと。

取材風景
毛利さん:御社の電気や節電の取り組みを教えてください。
立松さん:本社棟には名古屋本店とショールームがあります。お客さまが来店されるため節電の取り組みには限界がありますが、第一に、店舗内の照明と冷暖房、第二に、事務所内で実施できる節電を徹底的に考えました。
毛利さん:具体的にはどのような節電に取り組まれましたか?
立松さん:事務所のほかにも社員が使用するトイレ、通路、エントランス、それぞれどのくらいの明るさが適切なのかチェックし、不要な照明を落としました。その中で、スタッフ用の自販機の照明はOFFに。ほかにも空調機器の清掃を実施したり、食堂にある電気ポットの電源をランチ時のみONにしたり……小さな節電をコツコツと積み重ねました。
取材風景
毛利さん:成果はいかがでしたか?
立松さん:一つひとつが小さな取り組みのため、社員全員で取り組むことが大切なのですが……。最初は社員一人ひとりに節電意識が浸透せず、苦労しました。
毛利さん:習慣を変えるのって、難しいですもんね。
立松さん:そうなんです。ちょうどその頃、私自身も電気に詳しくなる必要があると感じて、基本料金や電力量料金など電気料金の仕組みについて学びました。さらに契約内容と過去の電気料金を調べ、各店舗の電気料金の推移をグラフにしました。
毛利さん:新たな気付きはありましたか?
立松さん:いつ・どのくらい電気を使っているのかを把握することで、どこに無駄や改善の余地があるのかを確かめることができました。また、新たな節電として、数十台あるエアコンを一度につけるのではなく、時間帯ごとに分割して起動するように徹底しました。
毛利さん:それはなぜですか?
立松さん:30分間のデマンド値(最大需要電力)を抑えるためです。基本料金はこの値で決まりますから。
毛利さん:社員の皆さんの反応はいかがでしたか?
立松さん:ちょうど一般家庭の電気料金高騰と重なったため、節電への意識が一気に高まったように感じます。ほかにも入口のスイッチプレートに照明の配置図を貼ることで、必要な場所だけ点灯するよう促す工夫も重ねるなど、地道にコツコツ努力を続けました。

一人ではわずかでも
皆で取り組めば大きな成果に。

毛利さん:その行動力はさすがですね!ほかに学ばれた知識は社内でどう活用されましたか?
立松さん:取り組みを全社に広げるために、電力使用量と基本電力の推移をまとめた資料および節電の主旨や取り組み方法を記載したマニュアルを作成し、月に1回の店長会議および社内連絡で繰り返し説明しました。
毛利さん:マニュアルはどのようなものですか?
立松さん:本社からの一方的な決め事ではなく、各店舗から意見を出していただき、これなら実施できるという節電取り組みを数値目標とともに記載しています。
毛利さん:本社と各店舗が一体となって目標達成に向けて取り組んでいるんですね!マニュアルにはどのような節電取り組みが記載されていますか?
立松さん:例えば、各エアコンの稼働計画・各照明の点灯計画を時間帯ごとに細かく表にしています。計画通りに進めるとデマンドが抑えられる仕組みになっています。
取材風景
毛利さん:店長の反応はいかがでしたか?
立松さん:初めのうちは積極的に取り組んでくれるのですが、継続となるとなかなか難しいですね。それに節電って一人で取り組んでも成果は表れにくいし、一致団結しないと達成できないんです。もちろん、イベントなどもあったりするので、毎回節電できるとは限らないですが、それでも継続して取り組むことが大切だと考えています。
毛利さん:皆で小さな努力を積み重ねるからこそ、大きな成果が得られるんですよね。
立松さん:先ほど名古屋本店内とショールームをご覧いただきましたが、明るさや居心地はいかがでした?
毛利さん:ぜんぜん暗くなかったですし、素敵なインテリアに囲まれて雰囲気のいい空間だなって。部屋を模様替えしたくなっちゃいました!
立松さん:それは嬉しいですね。いまは照明をLEDに切り替えて、さらにスポットライトを生かした商品展示を取り入れています。
節電アクションポスター
毛利さん:スポットライトがおしゃれな雰囲気を醸し出していたんですね。それは節電の意外な副産物ですね!
立松さん:お客さまの中には暗いと感じる方もいらっしゃるかもしれないので、店内には節電アクションをお知らせするポスターも貼ってあります。また、お客さまの来店に合わせて、社員間で連携して照明をスポットごとに点灯するなど、調整しているんですよ。いまのところ、スムーズに連携が取れています。
毛利さん:まさに皆で節電に取り組まれているからこそ、できることですね。

「節電プログラム」の効果は、
1店舗の1か月分の電気料金!

取材風景
毛利さん:今回「節電プログラム」に参加されるきっかけは?
立松さん:中部電力ミライズの担当者さまに提案いただいたのがきっかけです。日々の節電への取り組みが電気料金割引に繋がると聞いて、申し込むことにしました。
毛利さん:参加していかがでしたか?
立松さん:8店舗で参加したのですが、最終的な割引金額の合計は1店舗の1か月分の電気料金にもなりました。
毛利さん:それはすごいですね!「節電プログラム」期間中の節電は、どのように取り組まれましたか?
立松さん:これまでと同様の取り組みを継続していくことを意識しました。そろそろ意識が薄れてきたかなと思ったら、店長会議で再び周知をするとともに、実際の割引額や取り組み実績を伝えることでモチベーションアップにも繋がったと思います。
取材風景
毛利さん:節電の取り組みが電気料金割引として目に見える結果となると、嬉しくてさらに頑張ろうと思えますね!今後はどのように節電に取り組まれる予定ですか?
立松さん:まずはやればできるということが分かったので、これからは節電を習慣化させることが目標です。さらに経費削減とともに企業努力を続け、サステナブルな社会の実現に少しでも貢献できたら、たいへん嬉しく思います。
毛利さん:今日は素敵なお話をありがとうございました!

取材先企業担当者・
リポーターの詳細

立松 英子さん

服部家具センター

立松 英子さん

「株式会社服部家具センター 本社」に勤務し、オールラウンドに活躍するエキスパートです。毎年、名古屋吹上ホールで開催されるインテリアビッグバザールなどイベントの企画・運営を担うほか、経理担当として全店舗で取り組む経費削減にも奮闘しています。

リポーター:毛利 結菜さん

脱炭素アンバサダー

リポーター:毛利 結菜さん

愛知県在住の現役大学生。カルチュラル・スタディーズ(文化研究)の授業で地球環境について学ぶうちに、脱炭素についてもっと深く勉強したいと思うように。中部電力ミライズと二人三脚でお客さまの脱炭素化を応援します!

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