鋳型ごとの安定的な温度測定により、
トレーサビリティ・品質改善のためのデータとして活用が可能に
近年、製造業におけるカーボンニュートラルの実現は産業界全体の共通課題となっており、溶解工程で多くのエネルギーを使用する鋳造業界も対応が求められています。特に鋳鉄鋳造においては、品質不良や再溶解によりエネルギー消費増加を招く要因となっています。そのため、不良品の発生を防ぐために、金属溶湯の温度を適切に管理する必要があります。一般的には、熱電対を用いた手作業で温度計測がおこなわれ、特に多数の鋳型に連続的に注湯する注湯工程では、全数測温が困難であり、品質管理上の制約が生じていました。従来の放射温度計では、湯煙や溶湯表面のノロなどの外乱の影響で計測誤差が大きいこと課題となっていました。
当社では、画像解析を活用することにより外乱に強く、鋳型ごとに計測が可能な非接触式の自動測温システムを開発しました。
鋳鉄製造工程

設置・計測イメージ

MiEL Thermo HT の特徴

導入効果
安定的な鋳型ごとの
計測による
トレーサビリティの向上品質改善への
データ活用が可能熱電対計測回数の
減少による
廃棄物・工数削減
鋳鉄注湯自動放射温度計測システム説明動画
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