国内最大級の
アリーナを再エネ化
2025年7月13日、大相撲名古屋場所をはじめとしたスポーツイベントや音楽イベントなどを開催するエンターテインメント施設「IGアリーナ」が愛知県名古屋市に開業しました。最大収容人数17,000人であり、アリーナとしては国内最大級の規模です。
IGアリーナを運営する株式会社愛知国際アリーナ(以下、(株)愛知国際アリーナ)さまは、運営するにあたり、「海外のアーティスト等より“サステナブルな会場”を求める声もあった」と語ります。(株)愛知国際アリーナ様にご採用いただいたのが、リユースパネルを活用した専用太陽光発電所によるオフサイト型フィジカルPPAサービスでした。

リユースパネルの活用で、
社会課題の解決にも取り組む
本サービスでは、IGアリーナ専用の太陽光発電所で発電する再エネ由来の電力が、中部電力ミライズを通じて供給されます。これにより、再エネ由来の電力を長期安定的に調達することが可能となります。
また、本発電所では、使用するすべての太陽光パネルに、品質検査をクリアした使用済み太陽光パネルを再利用した「リユースパネル」を採用しており、この点が本取り組みの最大の特長となります。
近年、太陽光パネルの資源循環に関する社会問題が取りざたされています。2012年に固定価格買取制度(以下、FIT)が開始されて以降、日本国内では太陽光発電所の設置が急速に進みました。一方で、設置してから十分な期間を経ずに撤去を余儀なくされるパネルや、将来的なFITなどの適用期間終了後に不要となるパネルの処理をどうするかという点が社会的な課題となっています。
この点、今回の取り組みでは、リユース(再利用)されたパネルを活用することで、パネルを廃棄せずに産業廃棄物の削減につながるだけでなく、新品パネルを製造する際に発生するCO2排出量の削減にも寄与するなど社会課題の解決にも資する取り組みです。
なお、リユースパネルを用いた太陽光発電所由来の電力をオフサイトPPAのしくみにより調達するのは、日本初の取り組みです。
持続可能なエンターテインメント提供を目指して
IGアリーナへの本発電所由来の電気の供給は、2026年3月3日より開始しており、パネルの合計出力90kW、年間で約7.5万kWhの発電を想定しています。これは、IGアリーナに設置されているセンターハングビジョン、リングビジョン、リボンビジョンの消費電力を365日分(注)賄うことができる電力量に相当します。
(注)一般的なコンサートやスポーツの試合における、開場から閉場まで(4時間)の消費電力量をもとに算出。

IGアリーナでは、従来より屋根上の太陽光パネルによる発電、全館空調の効率化などにより、CASBEE名古屋Sランクを取得している他、館内の飲食店舗でペットボトルからリサイクルされたプラカップを使用するなど、持続可能なエンターテインメント体験の提供に努めていました。
(株)愛知国際アリーナさまは、更なる持続可能な施設運営を目指すとともに、環境への配慮や地域貢献もおこなっていきたいと考え、今回の取り組みに繋がっています。
また、IGアリーナでは、2025年7月から、中部電力ミライズが提供するCO2フリー電気「Greenでんき」を100%導入していましたが、この一部を、本発電所由来の電気に切り替えることで、世の中に再エネを新たに生み出す「追加性」への貢献にも繋がっています。
(株)愛知国際アリーナのご担当者さまは、「今回のような先進的な取り組みを今後もおこなうことで、自社の脱炭素化だけでなく、地域貢献・地域活性化にも努めていきたい」と今後の展望を語ってくださいました。
当社は、持続可能なアリーナ運営を目指す(株)愛知国際アリーナさまの挑戦を、これからも支え続けていきます。





