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原理
マイクロ波・高周波誘電加熱は、電磁波による加熱です。分子を振動させることで発熱させることができ、材料によって、選択加熱できる特徴があります。
参考:一般社団法人日本エレクトロヒートセンターウェブサイト
内部加熱ができるということ
凍った食品を電子レンジで急速加熱すると、ある部分は凍ったまま、ある部分は高温になるということがあります。マイクロ波では周波数2450MHzが一般的で、水は加熱されやすいですが、氷は加熱されにくいです。
マイクロ波は、透過特性に優れ、物体を内部から加熱できる可能性があることが特徴です。例えば、段ボールに入った製品をその外側から加熱できるという可能性があります。このような加熱は他にはありません。
電磁波加熱という特徴で他の熱源や条件と併用することも可能です。熱風(冷風)、赤外線、真空状態などです。
当社ではこれまでマイクロ波・誘電加熱に関する研究開発ノウハウがあり、
お客さまニーズに応じた加熱検討が可能です。
試験装置・試験動画
試験装置名 (一例) |
特長 |
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マイクロ波・ 対流加熱装置 |
3kWの加熱能力で熱風との併用が可能 |
マイクロ波・ 減圧加熱装置 |
1.5kWの加熱能力と減圧雰囲気が可能 |
高周誘電 加熱装置 |
27.12MHzの周波数で2kWの加熱能力 |
マイクロ波加熱によるセラミック加熱デモ
マイクロ波加熱技術を紹介します。
水などの極性を持つ素材を選択的に加熱できる技術で、雰囲気を加熱しないため、効率的に加熱することができます。
当社は大型マイクロ波炉も所有しており、メーター級のワークの加熱も可能です。