当社の都市ガスについて
ガスの種類
都市ガス(13A)
成分およびその含有量
成分 | 組成(代表例(注)) | ||
---|---|---|---|
成分名 | 化学式 | 体積(%) | 重量(%) |
メタン | CH4 | 89.2 | 77.6 |
エタン | C2H6 | 6.0 | 9.8 |
プロパン | C3H8 | 3.8 | 9.3 |
ブタン | C4H10 | 1.0 | 3.3 |
ペンタン | C5H12 | - | - |
窒素 | N2 | - | - |
(注)ガス組成は一定ではないため、表示値は代表例を示したものである。
物理的および化学的性質
都市ガスの成分(メタン、プロパンなど)自体は、本来無色・無臭の気体であるが、ガス漏れ時に容易に発見できるよう、臭いを付けてあります。
比重 0.64(空気=1.0)
燃焼範囲 約4.3vol%~14.5vol%
自然発火温度 537℃(メタン)
都市ガスの性状
発熱量およびCO2排出係数
総発熱量 45MJ/Nm3
CO2排出係数 2.29 kg-CO2/Nm3
人体に及ぼす作用
都市ガスそのものを、燃焼させることなく、高い濃度で長時間にわたり吸気した場合には、酸素量の不足による窒息などの害を人体に及ぼす恐れがあります。
取扱い上の注意
- ガスを取り扱う室内においては、常時有効な換気を確保してください。
- 定期的にガス機器およびガス配管の周辺のガス漏れ検査(臭気の有無などによる)をおこなってください。
- ガスを使用後は、機器栓、ガス栓を閉止することをお願いします。
- ガス機器およびガス配管に衝撃を与えるような行為をしないでください。
- ゴム管を使用している場合には、定期的に取り替えてください。
- ガス機器の燃焼状態を適宜監視するとともに、必要に応じて専門家による機器の分解点検などを実施し、不完全燃焼による一酸化炭素発生防止に努めてください。
- ガス機器の燃焼状態の監視に関し、可能な場合は専門家による排気ガスの成分測定を実施してください。
- 法令によりガス漏れ警報器(または設備)の設置が義務づけられている場合には、法令の規定に従って設置するとともに、適宜警報器などの点検を実施し、その機能を維持してください。
応急措置
1.大量に吸入した場合
患者を直ちに空気の新鮮な場所に移し、安静に努めてください。呼吸が停止している場合は人工呼吸をおこない、呼吸困難の場合は酸素吸入をおこなってください。必要に応じて医師の手当を受けてください。
2.爆発ややけどを受けた場合
速やかに救出して応急手当をし、医師の治療を受けてください。
火災時の措置
- 消火作業と同時に機器栓・ガス栓を閉止し、ガスの供給を遮断してください。
- 速やかに最寄りの消防署へ連絡し、出動を要請してください。
漏出時の措置
- 速やかに付近の着火源を取り除いてください。
- 電気機器のスイッチの操作をしないでください。
- 機器栓・ガス栓を閉止し、ガスの供給を遮断してください。
- 窓を開放し換気してください。(電気機器のスイッチの操作を禁止しているため、換気用設備を始動させないでください。)
- ガスの臭気が感知される地域から人を避難させてください。また、ロープを張るなどして同地域への人の立ち入りを禁止してください。
- 速やかに東邦ガスの緊急保安センターへ連絡し、出動を要請してください。
東邦ガス 緊急保安センター
お住まいの地域 | 連絡先 |
---|---|
愛知県 | 052-872-9238 |
岐阜県 | 058-272-0088 |
三重県 | 059-224-0225 |
その他の情報
本記載内容は、労働安全衛生法の第57条の2に基づき、都市ガスを安全に取り扱うために必要な情報を提供し、事故を未然に防止することを目的として作成された都市ガス13Aの安全データシート(SDS)より抜粋した概要版であり、いかなる保証あるいは責任などをもお受けするものではありません。また、注意事項、措置方法などは通常の取扱いを対象としたもので、特別な取扱いをする場合には、さらに用途に適した安全対策を講じられるようにお願いいたします。
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