燃料費調整制度
燃料費調整制度とは
電気をつくるために必要な燃料(原油・LNG(液化天然ガス)・石炭)の価格は、市場や為替などの外部要因により変動します。
燃料費調整制度は、これらの価格変動に応じて電気料金を調整するしくみです。
電気料金への反映イメージ
平均燃料価格の算定期間 | 燃料費調整が反映される電気料金 |
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1月から3月 | 6月分の電気料金 |
2月から4月 | 7月分の電気料金 |
3月から5月 | 8月分の電気料金 |
4月から6月 | 9月分の電気料金 |
5月から7月 | 10月分の電気料金 |
6月から8月 | 11月分の電気料金 |
7月から9月 | 12月分の電気料金 |
8月から10月 | 翌年の1月分の電気料金 |
9月から11月 | 翌年の2月分の電気料金 |
10月から12月 | 翌年の3月分の電気料金 |
11月から翌年の1月 | 翌年の4月分の電気料金 |
12月から翌年の2月 | 翌年の5月分の電気料金 |
燃料費調整の方法
燃料費調整単価の算定方法
以下のとおり算定いたします。
プラス調整
平均燃料価格が、調整の基準となる燃料価格を上回る場合
マイナス調整
平均燃料価格が、調整の基準となる燃料価格を下回る場合
調整方法のイメージ
(1)平均燃料価格
原油・LNG・石炭それぞれの3ヶ月の貿易統計価格(実績)をもとに計算いたします。
(2)調整の基準となる燃料価格
調整の基準となる燃料価格は、以下のとおりといたします。
北海道エリア | 80,800円 |
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東北エリア | 83,500円 |
東京エリア | 86,100円 |
北陸エリア | 79,800円 |
関西エリア | 27,100円 |
中国エリア | 80,300円 |
四国エリア | 80,000円 |
九州エリア | 27,400円 |
(3)基準単価
平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の燃料費調整単価です。
北海道エリア | 0.173円/kWh |
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東北エリア | 0.197円/kWh |
東京エリア | 0.183円/kWh |
北陸エリア | 0.165円/kWh |
関西エリア | 0.165円/kWh |
中国エリア | 0.212円/kWh |
四国エリア | 0.154円/kWh |
九州エリア | 0.136円/kWh |
激変緩和措置による負担軽減額を差し引いた燃料費調整単価
2023年2月分から2024年1月分(2023年1月使用分から2023年12月使用分)の電気料金の燃料費調整単価について、激変緩和措置による負担軽減額を燃料費調整単価から差し引きます。低圧および高圧のお客さまは1キロワット時につき、燃料費調整単価より、激変緩和措置による負担軽減額をそれぞれ差し引きます。