2025年10月31日
中部電力ミライズ株式会社
当社は、このたび、スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木 俊宏、以下「スズキ」)および株式会社コーリツ(注1)(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長:鈴木 利幸、以下「コーリツ」)の2社のお客さまに、「遠州脱炭素プロジェクト」(注2)の取り組みとして、オンサイト・オフサイト型フィジカルPPAサービスの提供を開始いたしました。
(注1)コーリツは、スズキの取引先で構成される「スズキ協力協同組合」に加盟しています。
(注2)2025年01月31日:中部電力ミライズ株式会社プレスリリース
「遠州脱炭素プロジェクト」は、静岡県の遠州地域に拠点を持つ参画企業が、中部電力ミライズとともに、遠州地域の脱炭素化への貢献を目的として太陽光発電の導入量最大化と有効活用に取り組むものです。
具体的な取り組みとして、コーリツの本社工場(静岡県磐田市)および本社西工場(静岡県磐田市)の屋根上スペースにおいて、当社が提供するオンサイトPPAサービス(注3)により、コーリツの電力需要以上の電気を発電する設備(注4)(合計パネル出力:約748kW)を設置し、10月15日から発電を開始しました。発電された電気は、コーリツが同工場において自家消費するとともに、休業日などに生じる余剰電力は、当社がオフサイト型フィジカルPPAサービス(注5)のしくみによりスズキの本社(静岡県浜松市)に供給することで、無駄なく活用されます。
(注3)お客さまの敷地内に設置した太陽光発電設備などで発電する電気を、お客さまにて自家消費いただくサービス。
(注4)中部電力ミライズのグループ会社である株式会社シーエナジーが、太陽光発電所の設置・運営をおこないます。
(注5)敷地外に設置した太陽光発電設備などから、電力系統設備を介して電気を供給するサービス。
これにより、コーリツは、余剰電力を気にすることなく、屋根上の設置スペースを最大限に活用して太陽光発電を導入することが可能となると同時に、スズキは、コーリツから余剰電力を調達し、自社のサプライチェーンの脱炭素化を進めることができます。
本取り組みで活用する太陽光発電設備で発電される電気は、年間で約90万kWh(スズキ:約20万kWh、コーリツ:約70万kWh)となる見込みです。
「遠州脱炭素プロジェクト」では、遠州地域由来の余剰電力を「選ぶ」・「使う」ことが、遠州地域全体の再エネを「増やす」ことに繋がるため、参画企業は再エネの「追加性」に貢献いたします。
今後も、当社はお客さまとともに、「遠州脱炭素プロジェクト」の取り組みなどにより、再エネの導入量の最大化と有効活用を実現し、遠州地域の脱炭素化を目指してまいります。
「遠州脱炭素プロジェクト」のスキーム
 
コーリツ本社工場の外観と、屋根上に新たに設置された太陽光発電設備
 
     
    「みんなで脱炭素プロジェクト」ロゴマーク
「みんなで脱炭素プロジェクト」は、中部電力ミライズが企業や自治体の皆さまとともに再エネを増やし、有効活用することを進めていく参加型の取り組みです。
「遠州脱炭素プロジェクト」は「みんなで脱炭素プロジェクト」の一環であり、中部電力ミライズは参画企業の皆さまとともに、遠州地域の脱炭素化に貢献してまいります。
以上
 
			






