2025年03月03日
ニチアス株式会社
中部電力ミライズ株式会社
ニチアス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:亀津 克巳、以下「ニチアス」)と中部電力ミライズ株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役:神谷 泰範、以下「中部電力ミライズ」)は、3月1日から、ニチアス専用の太陽光発電所を活用したオフサイトPPAサービス(注1)(以下「本サービス」)を開始いたしました。
(注1)敷地外に設置した太陽光発電設備などから、電力系統設備を介して電気を供給するサービス。
本サービスは、中部電力ミライズが、ニチアスが所有する遊休地に新たに設置(注2)された太陽光発電所(静岡県袋井市、パネル出力:約1,500kW)から調達する電気を、ニチアス袋井工場(静岡県袋井市)に供給するものです。
(注2)中部電力ミライズのグループ会社である株式会社シーエナジーが太陽光発電所の設置・運営をおこなう。
ニチアスは、中部電力ミライズとの契約期間である20年間にわたり、ニチアス専用の太陽光発電所から再生可能エネルギー(以下「再エネ」)由来の電気を安定的に調達することが可能となります。
本サービスの導入により、ニチアスが袋井工場で使用する太陽光発電の電気は、年間で約200万kWhとなる見込みです。これにより、袋井工場の電気使用に伴うCO2排出量を年間で約842トン(9%)削減することができます。
また、本サービスで活用する太陽光発電所は、災害時に非常用電源として活用できる機能を有しているほか、蓄電池(合計容量:30kWh)が併設されています。
万が一、災害で長時間の停電が発生した場合などには、発電所周辺にお住まいの方向けに電源(コンセント)を開放することで、太陽光発電の電気をお使いいただけるほか、夜間においても、蓄電池に充電した電気をお使いいただくことが可能です。
ニチアスは、この取り組みを通じて、発電所周辺地域の皆さまの防災活動に貢献してまいります。
ニチアスと中部電力ミライズは、今後も再エネ由来の電気の活用を進めることで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
ニチアスの環境への取り組み
ニチアスグループは、2021年4月に2050年のカーボンニュートラルを目指すことを宣言いたしました。この宣言を確実に達成するために、2050年に向けたマイルストーンとして、当初2030年度温室効果ガス(GHG)排出量を2019年度比30%削減を目標に活動してまいりましたが、2024年度末に前倒し達成の見込みとなりました。そこでパリ協定が定める1.5度目標にチャレンジすべく、自社の直接温室効果ガス(GHG)排出量(Scope1,2)を2030年までに42%削減(2021年度比)する排出削減目標を新たに設定しております。
また、上記の目標達成に向けた重点施策として、「(1)脱炭素につながるものづくりへの転換」、「(2)グループ全体における徹底した省エネルギーのさらなる推進」、「(3)太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの積極的活用」の3本柱で進めております。
ニチアスはこれらの目標達成に向け、このたび、オフサイトPPAサービスを導入し、脱炭素社会の実現に向けてさらなる一歩を踏み出しました。
ニチアスの自社遊休地を活用し設置された太陽光発電所
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オフサイトPPAサービスの概要
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「みんなで脱炭素プロジェクト」ロゴマーク
「みんなで脱炭素プロジェクト」は、中部電力ミライズが企業の皆さまとともに再エネを増やし、有効活用することを進めていく参加型の取り組みです。
ニチアスは、オフサイトPPAサービスの活用を通じて、同プロジェクトに参加し、脱炭素社会の実現に貢献しています。
以上