2025年01月15日
中部電力ミライズ株式会社
当社は、株式会社アイシン(取締役社長:吉田 守孝)、関西電力株式会社(代表執行役社長:森 望)と3社共同で、あいちカーボンニュートラル戦略会議(注1)において「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」(以下、「本プロジェクト」)を提案し、2024年12月26日に事業化支援対象に選定されました。
(注1)2050年カーボンニュートラルを実現するために愛知県が2021年に設置した会議体。全国の民間企業等から革新的・独創的な脱炭素プロジェクトのアイデアを募集し、事業化の支援を実施。
本プロジェクトは、ペロブスカイト太陽電池(注2)(以下、「PSC」)による愛知県内の再生可能エネルギー導入量の増加可能性に関する評価や、導入に対する課題整理、推進体制の構築等について検証することを目的としております。
(注2)折り曲げに強く軽量化が可能なため、従来のシリコン型の太陽電池では設置が困難だったビルの壁面や耐荷重が小さい建物の屋根、小型の電子機器類にも設置できる特長がある。PSCの社会実装によりCO2排出量の大幅な削減が期待されている。
具体的には、3社が、愛知県内におけるPSCの導入ポテンシャル調査(導入課題・効果の検討)や、県内公共施設・民間施設等へのPSC実証導入、実証を踏まえたモデルケースの確立等に向けた取り組みを進めてまいります。
当社は、本プロジェクトにおいて太陽光発電事業に係る知見・技術を活かして、愛知県内におけるPSCの導入ポテンシャルを調査するとともに、普及拡大に向けた課題の把握や解決策の検討の役割を中心に担う予定です。
また、本プロジェクトの支援に向け、本日、愛知県より2025年春頃に「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」を設置することが発表されており、同協議会に参画するパートナーの募集が開始されました。
3社は、同協議会のお力添えをいただきながら、愛知県内においてPSCの導入モデルスキームを展開し、PSC開発メーカーや発電事業者等の投資活性化を促進することで、全国に先駆けてPSCを社会実装することを目指してまいります。
ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクトのイメージ
3社の主な役割(予定)
会社名 | 役割 |
---|---|
中部電力ミライズ 株式会社 |
地域内のペロブスカイト太陽電池導入ポテンシャル推計に向けた情報提供、各種検討 |
株式会社 アイシン |
ペロブスカイト太陽電池の製造・普及に関する各種検討 |
関西電力 株式会社 |
PPA事業によるペロブスカイト太陽電池の普及拡大に向けた各種検討 |
以上