2022年06月30日
株式会社ウェイストボックス
中部電力ミライズ株式会社
豊田通商株式会社
日本生命保険相互会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(事務局)
株式会社ウェイストボックス(以下、ウェイストボックス)、中部電力ミライズ株式会社、豊田通商株式会社、日本生命保険相互会社、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の5社は、「一般社団法人 炭素会計アドバイザー協会」(以下、本協会)を2022年7月1日(予定)に設立することを決定しましたのでお知らせします。
1.背景・目的
2050年カーボンニュートラル達成に向け、企業・団体などが CO2排出量の削減を進める中、近年、正確な排出量の測定・開示の必要性が高まっています。そこで、CO2排出量測定手法の国内における普及、および民間企業などによる排出量の財務情報への正確な反映を目的として本協会を設立し、国内初となる民間資格「炭素会計アドバイザー資格制度」(以下、本資格制度)を創設することとしました。
欧米の国際環境NGOを中心とするカーボンニュートラルの国際基準を踏まえ、CDP(注)の国内唯一の気候変動コンサルティングパートナーである、ウェイストボックスの知見と研修コンテンツを本資格制度に反映させてまいります。
(注)CDP:2000年に英国で設立された国際的な環境非営利団体。投資家、企業・団体などに環境影響を管理するための情報開示システムを運営。ESG投資で、世界で最も参考にされているデータとして影響力をもつ。
2.概要
(1)協会組織概要
本協会は、国際的な枠組みを踏まえた国内でのCO2排出量の正確な測定手法と財務情報への反映に向けて、本資格制度を創設し、その企画・運営などをおこないます。
設立日 | 2022年7月1日(予定) |
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代表理事 | 鈴木 修一郎(株式会社ウェイストボックス 代表取締役) |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄2-6-1 |
事業内容 |
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(2)資格制度の概要
本資格制度では、難易度に応じて資格が3つに区分されます。2022年10月から「受験資格講習」を開始し、講習修了者を対象に2023年4月から「3級資格試験」を実施します。なお、本資格制度は、相対的にCO2排出量が多い製造業集積地である中部地区から開始します。
資格区分(注) | 資格取得の要件 |
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3級 |
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2級 |
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1級 |
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(注)国際基準やルールの変更が予想されるため、資格取得者への定期研修をおこなう「更新制度」を予定
3.今後の展開
自立してCO2排出量算定や上場企業に対して情報開示などのアドバイスができる「1級資格者」人材を日本全国に輩出し、国際基準に関する正確な知識の普及に努めます。
また、民間資格制度として国際環境NGOなどと連携し、グローバルにも通用する制度を目指します。
なお、本協会の活動により生じた収益は、森林保護などの環境問題に取り組む団体などに寄附する予定です。
ロードマップ
会員企業の募集
本協会では、協会事業にご賛同いただき、カーボンニュートラル推進に不可欠となるCO2測定手法の普及に協働いただける企業などを募集します。会員企業には、最新情報の提供に加え、企業の従業員に対する研修受講料・資格試験受験料の割引をおこないます。
以上