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アルミ溶湯保持用の高出力ヒータ「AL HYPER L(アル・ハイパー・エル)」「AL HYPER MAX(アル・ハイパー・マックス)」の開発~約5~10倍の高出力を実現し、お客さまの電化と脱炭素化を支援します~

2021年12月10日

中部電力ミライズ株式会社
株式会社ヤマト

中部電力ミライズ株式会社のロゴと株式会社ヤマトのロゴ

中部電力ミライズ株式会社(本社:名古屋市東区、代表取締役:大谷 真哉、以下「中部電力ミライズ」)と株式会社ヤマト(本社:大阪市平野区、代表取締役社長:辻󠄀井 竜太、以下「ヤマト」)は、このたび、アルミ鋳造の加熱工程を電化することによりお客さまの脱炭素化・省エネ・省コストを支援する2種類の高出力ヒータ「AL HYPER L(アル・ハイパー・エル)」および「AL HYPER MAX(アル・ハイパー・マックス)」を共同開発しました。
本日より、中部電力ミライズおよびヤマトにおいて、本開発品の受注を開始します。

自動車部品工場などにおけるアルミ等非鉄金属の鋳造工程では、溶解した金属(以下、「溶湯」)を一定の温度に保持するための熱源として、バーナが多く使用されています。お客さまからは、省エネや脱炭素化を目的として、熱源をバーナからヒータへ転換したいとの要望をいただいてきました。一方で、アルミ溶湯にヒータを浸漬して加熱するこれまでの浸漬ヒータでは、「溶湯面が低い」場合にはヒータの発熱部が溶湯面から露出して空焚きとなることによる発熱線の断線が課題となり、また、「超高出力」とした場合には高温に起因する発熱線の断線が課題となり、加熱工程の電化が進まない状況がありました。

両社は、お客さまの声を踏まえて検討を重ね、「溶湯面が低い」ケースと「超高出力」ケースのそれぞれの課題を解決する2種類の高出力浸漬ヒータを開発しました。

(1)AL HYPER L(アル・ハイパー・エル)
溶湯面が低い炉でもヒータの発熱部が溶湯面から露出しないように、ヒータの形状を縦型からL型とし、また、発熱部を長く設計することで、これまでの一般的な浸漬ヒータと比較して、出力を約5倍に増加させました。

(2)AL HYPER MAX(アル・ハイパー・マックス)
ヒータの発熱線に従来の鉄クロム線よりも大幅に融点が高く超高出力でも断線の懸念がない特殊金属を採用し、また、特殊金属の弱点である高温での劣化を抑制する方法を確立したことで、一般的な浸漬ヒータの約10倍の超高出力を実現しました。

2種類の本開発品は、いずれも特許を出願しております。

中部電力ミライズとヤマトは、今後も、お客さまの脱炭素化の実現に向けた取り組みを支援してまいります。

以上

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