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2021年度省エネ大賞受賞の省エネ事例

今回は、2021年度省エネ大賞(主催 : 一般財団法人省エネルギーセンター、後援 : 経済産業省)の受賞者の取り組みの中から、みなさまの会社でも参考になる省エネへの取り組み事例に注目しました。

エネルギー削減のイメージ

事例1 省エネルギーセンター会長賞受賞:
電気の「見える化」「理解(わか)る化」を通じた トータルソリューション

高圧電力需要家全業種に対し、電気を「見える化」するサービスと、電気の「理解(わか)る化」に必要な情報提供とコンサルにより省エネ実現をトータルで支援するソリューション。高圧受変電設備に設置した常時監視システム「ES SYSTEM」が電力使用情報を収集し、電気の「見える化」を実現。データを基に顧客と対処法を共に考えるコンサルティングを通じ、顧客の電気の「理解る化」をサポート。省エネのPDCAサイクル成立をアシストします。

2021年4月時点での導入顧客は約4万7,000件。このうち、事業の急拡大など電気の使用条件に大きな変動の見られない19,209社の導入前と導入後の1年間のデータ比較で、デマンド値で6.98%、使用電力量で3.97%の改善効果が見られました。

事例2 省エネルギーセンター会長賞受賞:
省エネ型IHロータリー式自動フライヤー

多品種少量調理に特化した省エネ型IHロータリー式自動フライヤーで、傾斜させた油槽内に複数の搬送羽根を備え、それらが油槽底面と平行回転することで、投入された食材が搬送羽根によって自動で搬送、搬出される仕組み。これによって、 調理工程の大幅な省力化と省エネを実現した。調理時間は食材の投入位置によって決まるので調理ミスのリスクを低減するとともに、食品ロスの削減にもつながります。

同等の調理面積を有する通常の電気式やガス式のフライヤーと比較すると、油量を32%削減、立ち上がり時の消費電力量を 15.4%削減。さらに、ECOモードでは設定温度より20℃下げて温度制御し、2時間のアイドルタイムで16.9%の消費電力量の削減効果があります。

事例3 省エネルギーセンター会長賞受賞:
二重反転プロペラファンを搭載した空気清浄機

空気清浄機の清浄能力は空気が循環する量に比例するが、実態としては消費電力や騒音などを気にして、空気清浄機の効果が十分に発揮できていない状況が多いです。この課題解決として開発されたのが本製品で、空気清浄機のキーパーツであるファンに二重反転プロペラを応用したものを搭載、フィルターを濾材面積をギリギリまで大きくし、各部の効率を最大限高める設計としている。

これにより、リビングなどの大空間を清浄できる能力で運転した状態で、他社同等クラス品の約20%程度の低消費電力10Wと、運転音39dB という静音性を実現させている。

詳しくは以下をご確認ください。

いかがでしたか?どの事例もそれぞれの業務環境の中で無駄を排除し、効率的な省エネに取り組んで大きな成果をあげています。
みなさまの会社でもエネルギーのロスを見直してみませんか?

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