02 今すぐできる省エネの工夫、エアコンを見直そう イメージ
省エネガイド

省エネコラム

02

今すぐできる省エネの工夫、エアコンを見直そう

今回は、オフィスや工場などでお金をかけずに今からでも出来る省エネのコツをご紹介します。

取り組みやすくてしかも大きな省エネ効果を得られるのは、家庭と同じように空調関係の省エネです。つまりエアコンをいかに上手に使いこなすかが省エネへの早道と言えるでしょう。

エアコン掃除のイメージ

まずエアコンのフィルターを掃除して、目詰まりを解消しておけば同じ設定温度でも消費電力は下がります。 理想的にはフィルターの掃除は定期的におこなうと良いでしょう。

エアコンの設定温度のイメージ

さらに室外機の周りの障害物を取り除いて空気の流れを改善し、よしずなどをかけて直射日光を避けるようにしておくだけでも、室外機の負荷が下がり省エネに繋がります。

エアコンの設定温度は28度がお奨めとされています。 高い!とお感じになるかもしれませんが、温度が高めでも涼しく感じる裏ワザがあります。それが扇風機やサーキュレーターの併用です。室内の空気を撹拌することで、体感温度が下がり、設定温度を高くしても涼しく感じられます。このときに窓際のカーテンやブラインドを使用すると、窓からの熱の影響を軽減するのでいっそう効果的です。

当然のことですが使用する部屋や会議室だけを冷房するようにしましょう。エアコンは外気が低い時に使用すれば消費電力の節約に繋がるので、定例の会議や打ち合わせなどはなるべく早い時間におこなうことも効果的です。また始業前の空調設備の起動を遅らせて運転時間を短縮することも効果があります。

次に、空調同様に運用の仕方ひとつで省エネに即、結びつくのが照明です。照明による省エネは、夏季だけでなく年間を通じて有効な方法です。まず試したいのが蛍光灯の間引き点灯です。廊下など共用部で多少暗くても良い場所では、全部を点灯しないで2本に1本の割合で点灯するようにしましょう。

(注)1台の照明器具に蛍光灯が2灯入っている場合は片方を取り外すと、もう一方も点灯しなくなることが多いため、照明器具ごと間引きをします。(場合によりダミー管の設置が必要です)

いかがでしたか。ちょっとした工夫だけで今からでもできる夏の省エネ、ぜひお試しください。

業種別「省エネのポイント」を空調、照明、給湯などのカテゴリー別にご紹介しているビジエネの「省エネチェック」 は以下をご確認ください。

ページトップへ